2022/03/07

バイナリーオプション

毎朝起きてからMT4で必ず行うルーティンとは何か？

皆さんは、普段行っているルーティンはありますか？

ルーティンというと大仰に聞こえますが、
普通に生活している上でも、習慣として行っていることは
意外と沢山あるものです。

たとえば、朝起きて歯を磨く人がほとんどだと思いますし、

・散歩して目を覚ます人
・筋トレをして脳を活性化させる人
・朝シャワーを浴びる人

など、その他にも沢山のルーティンがあると思います。

これは、あくまで私生活の話ですが、
仕事においてはどんなルーティンを行っているでしょうか？

・会社について、まず仕事のメールをチェックする
・SNSでニュースや情報をチェックする
・今日の業務内容を確認する

もちろん、色んな業種があるので
人それぞれのルーティンがあると思います。

ルーティンというのは、
同じ作業を何度も何度も繰り返していくうち、
ある種、もっとも自分にとって効率化された作業とも言えます。

ここでお伝えしたいのは、
安定して、効率よく物事を進めるには、
この「ルーティン」というのは非常に有用であるということです。

さて、今回お話するのは、
「投資」においてのルーティンについてです。

私生活や仕事において、誰しもが自分のルーティンを持っていますが、
こと「投資」においては、明確なルーティンを持っていない人が多いです。

投資においても、必要な作業をルーティン化することで、
安定して、効率よくトレードを行うことに繋がります。

ここでは、おすすめのルーティンについてご紹介します。

チャートにラインを引く

相場を見るときには、大抵の人がMT4を利用すると思います。
MT4の機能には、チャートにラインを引く機能があります。

例えばですが、

「こういうところ意識された」
「この辺は直近高値だ」

のように、直近意識されたラインや反発されたラインを引く
というのは、誰しも経験があるかと思います。

しかし、なんとなくでラインを引いてみても、
そのラインがトレードの根拠にはなり得ません。

では、根拠になり得るラインというのは、
どのようにして引くことができるのでしょう？

正しいラインの引き方

まずはチャートを見て、自分が思うラインを引いていきます。
ラインを引く際は最初は多くても問題ないです。
後からライン数を絞っていくので、まずは沢山引いてみましょう。

相場が動いていくに連れて、意識されるラインは限られていきます。
その際に、反発する（意識される）ライン以外は
不要となるのでどんどんを削除していきます。

ラインを引いて、不要なものを削除して、と
繰り返していくと、本当に意識されているラインだけが
最終的にチャート上に残るっている状態になります。

そこから、転換ラインを見つけにいくという流れになります。

ラインを引く際によくある質問は、

ヒゲに引くのか？それとも実体に引くのか？

という部分です。

結論としては、どちらにラインを引いても問題ありません。

あくまで、ラインというのは「おおよそ」の位置に引くものです。

ラインに完璧な正解というのはありません。
一度自分が引いたラインを超えることもよくありますし、
それ以降の相場の動きに合っているものが「正解のライン」になるからです。

ラインは、あくまで根拠の一つとして捉え、
常に少しづつ変動していくものだと考えてください。

ただ、毎日ラインを引くことをルーティンにすると、
ラインの移り変わりや、相場観がだんだんとつかめてきます。

そうなると、自分が思う相場観が合っているかどうかの
判断材料としてもラインが活用できるようになります。

逆に、自分が思う相場観と合っていないと感じる時は、


「自分が思っている以上の値動きをしてくる可能性がある」

ということになり、
自分自身の心構えをすることもできます。

転換ラインは事実に対して引いていけるので、
まずは、自分の予測した相場通りに動いてくれるか
という確認を踏まえても、毎朝のラインを引くことが大切です。

ラインを引く作業時間としては、
10分～15分で出来ると理想です。

この、ラインを引く作業というのは、
毎日相場によって引くラインは変わってきますが、
やっていることは毎日同じことです。

ラインを引くことから、一日の投資が始まります。

「USD/JPYはラインを引いたので、次はGBP/JPY...」

というような形で、朝一番に全通貨のラインを引いていくことが大切です。

後述する他の作業と合わせて毎日のルーティンにできれば、
トレードの効率と安定感はぐっと引き上がるでしょう。

前日の値幅を意識する

次に行うルーティンは前日の値幅の確認です。

前日の値幅が高安どのくらいの幅だったのか？

を意識して見ていきます。

前日の日足を見れば分かります。

前日の日足と直近1週間の値幅を確認する事で、

「USD/JPYのここ最近の値幅については大きい」

など最近の傾向も同時に見ていくことが出来ます。

保ち合いの形を見つける

前日の値幅に付随して確認したいのが、
三角保ち合いの形がないか確認する事です。

チャネルを使用し保ち合いの形を見つけ、
「大体、この時間帯に動くのではないか？」と
予測を作ることを毎日のルーティンとして行っていきます。

これも先程説明したラインと同じ原理で、
前日の値幅を知り前日の運動量を見て、

日足で見た際にどの程度の運動量があるか？


を見て、その日の相場をどういう風に迎えていくかを予測します。

また、三角保ち合いについては、
特にブレイクのタイミングが意識されることから
相場のトレンドフォローになるので、

どのように来るかを予測することで、
日本時間では○○時、ロンドン時間では○○時というように、
予測を徐々に絞り込んで意識をしていきます。

「今日はレンジ期間が長いな～」

だったり、

「今日はトレンド時間が長いな～」

などの状況を把握していきます。

一日のプランを予測する

ラインを引き、前日の高安を確認し、
三角保ち合いの形を見つける。

上記を踏まえて一日のプランを作成していき、
相場がどのくらい動くかを予測します。

そこで、大体どの地点からブレイクをするから、

「レンジの内はこの方法で取引をしていこう」
「トレンドが起きたら警戒していこう」

自分のプランを作っていきます。

そこで、自分が思う相場観が合っていれば、
「今日は自分の思い通りに動いているから攻めていく」

その反面
「今日は全く思い通りに動かないから気を引き締めて無理しないでいこう」

という予測を立てながら取引を行っていきます。

その場で相場を確認してトレードするのは三流です。

相場の流れを自分なりに予想して、実際の相場をみて
プランを修正しながらトレードできて、初めて二流です。

一流ともなると、相場の流れをしっかり読み切って、
想定外のことが起きても問題ないように
複数のプランや、それに対応する複数の手法を用意しています。

まずは、これまで紹介した作業をルーティンにして、
毎日自分なりの「相場のプラン」を予想してから
トレードに取り組むのがおすすめです。

習慣化について

仕事でも私生活でも習慣化はとても大切です。
人は習慣化が出来るようになると何でも出来ます。

習慣化することのメリットとしては、
大きく3点です。

①目標の明確化・実現しやすくなる

目標を設定することで、
何をしなければいけないのか？
何をするべきなのか？を
明確にできて行動をする意味と優先順位を
理解し落とし込むことで行動しやすくなります。

②全てにおいての自信がつく

自信とは自分の決めたことをどれだけやってきたか。
が全てと言っても過言ではありません。

やってきた数が多ければ多い＝自信に比例してきます。

そして、自信は人が行動する原動力にもなります。




③現実的な目標設定につながる

より継続出来ない人の特徴として、
『大きすぎる目標を立ててしまう』というのがあります。

例えば、
投資始めたての人が『日給100万円』を目指す、
『月収300万円』を目指すなど、
少し大きな目標を立ててしまい勝ちです。

大きな目標を立てることは悪くありませんが、

それが実現可能な目標なのか？
長期的過ぎる目線ではないか？

など多くの壁が考えられます。

それよりは今の自分が実現可能な、
『一日一時間は相場を必ず見る』や
『月収5万円』などの目標を細かく達成していくことで、
より現実的に行動をしやすくすることが出来ますし、
それもまた自分のトレードへの自信につながります。

まとめ

自分が思う相場観と実際に動いた相場の結果で、
考察がズレていないかの確認作業というのが、
おすすめのルーティンになります。


平日で行う場合の話になり、
土日の週末で勉強したい方はこちらの記事をご覧ください。

→勝率を上げるために分析が必須～負けた原因を徹底的に追求する～

小さくても自分がやると決めたことを習慣化をすることで、
自信にも繋がり自信が仕事にも繋がり、
最終的には自分自身の人生へと繋がってきます。

毎日のルーティンの裏打ちされた、
自信をもったトレードというのは、
何よりも強いあなたの武器になります。

是非、あなたも投資のルーティンを行って、
安定した効率のいいトレードを目指しましょう！