2022/03/07
金融
ロシアがウクライナへ軍事侵攻     ~今後影響がありそうなことについて~

悲しいことにロシア連邦が
ウクライナへの軍事侵攻に踏み切りました。


この背景には、ロシア連邦が外交により

要求を通すことが難しいと考え、
軍事侵攻で攻めて要求を通す方に切り替えたことがきっかけです。

 

 

当然、相場にも無視できない大きな変化がおきました。
この事実を変えることはできません。

 

 

非常に痛ましい状況が続いておりますが
投資を行っていく上では
相場の動きに密接に関わってくることですし、
何より日常生活にも無視できない影響があります。

 

 

今回の軍事侵攻によって、
株式投資や日々の生活にどのような影響が出る可能性があるか?

 

 

という内容を今回はお話していければと思っています。

 


そもそも、今回のウクライナへの軍事侵攻は
第二次世界大戦(1939年~1945年)以降の大きな戦争になる可能性があり、
この軍事侵攻によって世界的に影響を受けています。

 

 

ロシア連邦がウクライナに対して攻撃を始めた、
2022年2月24日は日経平均株価は、
今年の最安値の約25,970円となり
これは約1年3ヶ月ぶりの結果となりました。

 

ロシア連邦がウクライナに対して攻撃を始めた、 2022年2月24日は日経平均株価は、 今年の最安値の約25,970円となり これは約1年3ヶ月ぶりの結果となりました。

引用元:三井住友銀行

 


更に3月7日現在

日経平均株価は、約2,5221円となり。
約1年4ヶ月ぶりの結果となりました。

 

 

NY市場にも影響があり、
NYダウが一時的に800ドルを超える下落が起こりました。

 

どちらとも投資家がリスクを回避するために
売りが一気に起きたためこのような結果となりました。

 

本題に入っていきたいと思います。

 

オイルショックのような事態の発生

今回のウクライナ侵攻で懸念されるのは、
オイルショックの際と同じような状況が起きることです。

 

オイルショックとは、
1970年代に2度も発生した原油価格の高騰に伴い
世界経済全体に影響を与えた出来事です。

 

当時は、日本全国のスーパーやコンビニエンス・ストア等の
店頭から『トイレットペーパー』や『洗剤』が消えました。

 


このオイルショックが再び起きる可能性は0ではありません。

 

 

現に、WTIの価格(原油取り引きの国際的な指標)    
一時的にですが
1バレルが116ドル台となりました。
これは、約13年半ぶりの価格となりました。

 

現に、WTIの価格(原油取り引きの国際的な指標)が     一時的にですが 1バレルが116ドル台となりました。 これは、約13年半ぶりの価格となりました。 

引用元:三井住友銀行

 

 

このように原油や天然ガスなどの
資源の価格が上昇を続けることによって
相場に変動をもたらすだけではなく、
最終的には私達の生活を圧迫します。

 

 

今回は、原油価格を例にお話をすすめていきますが
ガソリンや軽油・灯油だけではなく日常的に見かける、
プラスチック製品の価格などにも大きく影響します。

 


そのため、原油価格の上昇により
多くの企業は業績が悪化傾向にあります。

 

特に大きなダメージになってしまうのが
日常的にガソリンを使用する運送業です。

 

次に影響があるのは、
化学製品・プラスチック製品を
製造している製造業にも直接的な影響があります。

 

 

私達の日常と密接に関わる企業が多く、
影響を受ける企業が考えられる数だけでも沢山あります。

 

 


生産する為のコストが増え
通常時の生産が行われなかったり、
商品自体の価格が高騰しますから
消費者側も少しでも安い商品を探し
価格の安い商品に需要の比重が偏ることで

需要と供給のバランスが悪くなり
オイルショックのような出来事が再び起きる可能性があるのです。

 

 

逆に、その一方で業績が上がる企業もあります。

これは石油開発などの資源に直接的に関わる企業です。

 

原油価格が上昇している中では、
こういった企業の仕事が増える為
株価も上がる傾向
にあります。

 

 

戦争状態が長期化すればするほど、
原油価格が高騰する可能性が高くなります。

 

業績があがる企業もある、とはいいましたが、
先程説明した悪い影響を受ける企業数と
良くなる影響を受ける企業数の比率をみた場合に、
悪い影響を受ける企業の方が多いため
全体で見ると、経済に悪い影響を与えることになります。

 

 

物価の高騰

先程は、資源に関する影響について紹介しましたが
その次に、物価の高騰が起きる可能性があります。

 

実際に食品関係では、
『ソーセージ』『チーズ』『ドーナツ』『サバ缶』など
原材料を輸入に頼るような商品は、既に値上げが確定しています。


 
実は、ロシア連邦とウクライナを合わせた
小麦の出荷数は、世界全体の約25%を占めており、
ロシア・ウクライナで生産される穀物は
加工食品の原料や、飼料として世界中に輸出されています。

 

戦争状態に突入してからは輸出が滞りはじめ、
小麦の価格が上昇してきています。
小麦を使う食品の値上げも今後は懸念されています。

 


このように、既に値上がりが決まったものもありますが
今後上がると見られている商品も多数ありますので
これらに関する企業の株を購入する際は、
その企業が取り扱っている商品の価格を
細かくチェックする必要があります。


遠くの戦争は買い、近くの戦争は売り

不謹慎ではありますがこのような格言があります。

株式投資を実際に行っている人や興味のある方は
一度は、聞いたことがあるかもしれません。

 


これは簡単にいいますと、
【軍事衝突による被害をこうむる可能性があるかどうか】
ということです。

 


遠くで発生した戦争は株を売る材料となりにくいが、

近くで発生した戦争は被害をこうむる可能性が非常に高く
大きく売る材料になりやすいです。

 


そのため、ロシア連邦がウクライナへの軍事侵攻の事実を受け止めて
投資家によっては今が買うチャンスだと思っている方も多いです。



ポイントとなるのは、どこで買いをいれるかという問題です。

 

安くなったから変えばいいというわけではなく、


・PER
・PBR
・ROE
・ROA


などの普段から自分が意識して見るポイントを、
抑えておくのは絶対です。

 

安いからという理由で、
無理をしてまで買うのはやめてください。

 

ロシア連邦の侵攻が起きた為に、
一時的に下落しており少しずつ、
今までの状態に戻っていければ株価も後に回復してくると
考えられるような企業を選定してください。

 


この記事を見ていただいているということは
既に株式投資をやってたり、
興味を持って下さっている方が多いと思います。


そこで最も注意して頂きたいことが

下落したときに焦ってしまい
今保有している株式を売ってしまうことです。

 


歴史的に見ても過去に暴落していても
それを乗り越えて市場は長期的には
着実に拡大・上昇を続けている事実があるので
焦って売らずに、今起きている出来事・今後起きるであろう出来事を
考えて行動してみてください。

 

 

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まとめ 情報をしっかり確認し焦らず行動する

株式投資を行っている人にに限らず
全ての投資を行っている人は
日々ニュースを確認し、リスクを考えながら
トレードをする必要があります。

 


また、このような時節には
フェイクニュースが発生することもありますので、
惑わされることなく正しい情報を適切に見極めて
行動するよう意識してみてください!

 


今は一刻も早く戦争が終わることを祈りましょう。
世界が平和でありますように。

 

 

 

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