2022/03/25
金融
FRBが政策金利を引き上げ!ゼロ金利解除!何がどうなるか?

アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)は

日本時間の3月17日(木)、政策金利を0.25%引き上げて0.5%にし

コロナ禍の中、2年間続けてきたゼロ金利政策を解除しました。

 

 

アメリカは、景気の回復がはじまり

雇用状況などが改善しはじめましたが、

消費者物価の上昇率が約40年ぶりの高い水準になっています。

そのため、FRBはこのインフレを抑えるためにもゼロ金利政策を解除しました。

 

金利引き上げの背景

最初にお伝えしたように

景気が回復していることとインフレ対策をするために

金利を引き上げることになりました。

 

アメリカでは物流の混乱などで需要に供給が追いついていなかったりする中で

人手不足で給料が上がっています。

 

 

理由としては、コロナ禍で外出が出来ないこともあり

アメリカではインターネットを利用した買い物が約30%も増えたデータがあり

そのような原因が物流に影響を与えています。

 

 

 

さらにロシアによるウクライナへの侵攻により

エネルギー価格の上昇もしており、このような2点の理由が大きく影響し

アメリカでは消費者物価指数が高い水準になっています。

 

アメリカの消費者物価指数(CPI)

引用元:Yahooファイナンス

 

 

また、

ガソリン・電気代・食品・家賃などの

生活に密接に関わるもの全ての価格が上がっています。

 

このようなことから、生活費が圧迫されることによって

ほかの買い物に使えるお金が少なくなり

消費が落ち込んでいき景気が悪化することも考えられます。

 

 

そこでFRB(連邦準備制度理事会)は金利を引き上げることで

インフレの進行を少しでも緩やかにしようと考え

今回、金利を引き上げた背景があります。

 

 

0.25%という数字にも注目

先程も説明したようにアメリカはインフレの勢いが強く

大幅な引き上げが必要という意見もあったようですが

実際に発表されたのは0.25という最小単位の数値でした。

 

 

ロシアとウクライナの関係が今後どのように

なっていき、それがどのようにアメリカの経済に影響を与えるかが

予想が難しいので大幅に上げず、0.25%という数字にとどめたと思われます。


 

策金利の引き上げは日本にも影響がある!?

FRB(連邦準備制度理事会)の今回の発表後

ドル円はどのようになったのでしょうか?

 

 

FRB(連邦準備制度理事会)の今回の発表後1ドル119円台となり、今では1ドル121円台となり円安が進んでおります。

 

引用元:Yahooファイナンス

 

 

発表があった17日には

1ドル119円台となり、今では1ドル121円台となり円安が進んでおります。

 

 

 

円安とは

 

外国の通貨の価値に比べて円の価値が低くなることをいいます。

逆に高くなることを「円高」といいます。

 

 

■例

日本人がアメリカに旅行に行きました。

旅行先で買い物をするために、10万円をドルに両替するとします。

 

 

例えば、為替相場が1ドル=100円であれば

10万を100円で割った1,000ドルになります。

 

もし、為替相場が1ドル=80円であれば

10万を80で割った1,250ドルになります。

 

このように、1ドル=80円の場合は

1ドル=100円の場合と比べて、同じ10万円ですが

1,000ドル

1,250ドルとなり、

250ドルの差が生まれます。

 

 

多くのドルを取得できるので、
1ドルの価値が下がれば円高ということになります。

 

 

逆に、1ドル=125円の場合は、

1ドル=100円の場合と比べて、同じ10万円ですが

1,000ドル

800ドルとなり、

ー200ドルの差が生まれます。

 

同じ金額の円ですが少ないドルしか取得できないので

円安ということになります。

 

円高では輸入品が安くなり、

円高が続けば輸出産業に厳しい影響を与えます。

 

 

 

円安が進む要因とは?

この状況で投資家は、

金利が低い円を売り、金利が高くなるドルを買って

運用することでより多くの利益をあげたいという傾向になります。

 

さらに円安にはもう一つ要因があります。

 

それは、日本の輸入額です。

 

こちらの記事でも紹介したように

ロシアがウクライナへ軍事侵攻~今後影響がありそうなことについて~

 

原油価格などの値上がりで増加傾向にあり
去年より増えています。

 

 

また、国内の企業は外国からモノを買う時は

ドルで代金を払うことが多いです。

 

この時、円を売ってドルを買わなければいけないので

さらに、円安につながっていきます。

 

仮に円安が進めば、海外から買うモノはますます割高になります。

 

 

先程紹介した記事のように

すでに海外から輸入を行っている

ソーセージ・チーズ・ドーナツなどが値上がりしています。

 


そうなるとどうでしょうか?

経営者視点としては、飲食店を運営している方はランニングコストが上がるため
商品価格を変更するか利益を上げるのを我慢するかのどちらかになってきます。

 


消費者視点としては
一般家庭の普段の生活で
お金が一番掛かるのは食費とも言われています。
その食費のコストが上がることが長期目線で見ると大変な事になります。

このように、私たちの生活も円安が続くと圧迫されてしまいます。

 

 

まとめ 海外の出来事も私達には影響する

お伝えしたように、

アメリカで起きていることも自分たちに影響を与えています。

 

そんな中で、個人の預金や株式などの

金融資産が初の2000兆円を超えたというニュースもあります。

 

新型コロナの影響で旅行や飲食などの消費が抑えられ

預金が増えたことなどが主な要因です。

 

主な要因は上記になりますが

実際の数値の内訳を見ると、前の年の同じ時期と比べて

株式や投資信託をしている資産が約300兆円も増えています。

 

 

コロナ禍をきっかけに、投資を始めたり

自分の将来のことを改めて考えなおしている人が増えているのもひとつ事実です。

 

 

政府が色々対策をおこなったとしても

直接的に給料が増えるわけではないので

自分の生活水準を変えたり、維持をするためには

なにかをする必要があります。

 

数字でも分かるように、何かしら投資をしている人が増えてきていますので

まだ、何も始めてないよという方は、闇雲に始めずに

しっかり勉強してから取り組んでみることをオススメいたします!

 

 

 

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